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カナダでの父親支援の取り組みや事例を参考に、日本の父親を取り巻く環境や現状を踏まえつつ、地域で展開できる父親のための子育て支援プログラムを開発しました。3回の連続講座ですが、1回ずつでも開催できます。
地域で子育てする父親たちが出会い、交流し、活動し、学び、考え、話し合うプログラムを通して、5つの目的を掲げています。父親の子育て支援には、同じ父親の立場にある人や男性がかかわることで、より大きな効果を期待できます。実際にプログラムを実施するスタッフの中に男性がいない場合は、周囲に協力を呼びかけてみましょう。
※このプログラムの開発に際し、専門家を交えた委員会を設置するとともに、カナダ連邦政府父親支援プロジェクトコーディネーターであるティム・パケット氏、ソーシャルマーケッティング担当のマイク・ヒックス氏に助言をいただきました。感謝申し上げます。
■ プログラムの目的
(1)地域の父親との出会いと経験交流の場を提供する
(2)子育てをテーマにした楽しい体験を共有する
(3)子育て支援者や拠点、サービスを身近にする
(4)子育てに役立つ知識や情報をさり気なく提供する
(5)先輩の父親の体験談を通して子育てを考える
■ プログラムの概要
1回目 「ふれあいあそび」と「テーブルトーク」
2回目 「たき火を囲んでヤキイモタイム」
3回目 「ゲストを囲んでパパの子育て談義」
主な対象:乳幼児の子育て中の父親とその子ども
定 員:3〜10組
所要時間:1時間
開催頻度:月1回×3
会 場:子育て支援センターなど
進 行:ファシリテーターと男性ゲスト
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| ツールセットで父親プログラムをバックアップ! |
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■ スタッフ向けテキスト「How to support Fathers」
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父親支援のツボがわかる! プログラム/講座のモデルがある!
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| ■ テンプレート型チラシ |
若いパパも手に取るおしゃれなデザイン、読んで納得、パパが子育てしたくなるメッセージと情報!
独自情報を刷り込んで、広報に、啓発にマルチに使える!
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| ■ からだ遊びとヤキイモタイムのリーフレットvol.1&2 |
プログラム/講座参加者のテキストに、資料に。
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| ■ お父さんと小さな子どもの遊びガイド 「パパ!いっしょに、あそぼ」 |
プログラム/講座参加者にぴったりのテキストブック。 詳細はコチラ |
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※プログラム/講座の詳細はNPO法人新座子育てネットワークまでお問い合わせください。
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| 父親支援の指南書、カナダのファーザーツールキット日本語版完成! |
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カナダ連邦政府の父親支援プロジェクトMy Daddy Matters Because...が完成させた父親支援のための知識と情報、そしてノウハウが詰まった188ページにおよぶ一冊が日本語で読めます!
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Father Toolkit日本語版
1部 5,000円(送料込み) |
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| 詳しくはコチラから |
原文(英語)は、
下記のアイコンをクリックするとダウンロードできます。
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PDF形式(2.57MB) |
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| 2005.11.23 |
「カナダ連邦政府プロジェクトMy Daddy Matters Because...に学ぶ父親支援シンポジウム」
が開催されました。
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平成17年11月23日(祝)、埼玉県新座市の十文字学園女子大学で、My Daddy Matters Because...に学ぶ父親支援シンポジウムが行われ、子育て支援に携わる専門家から子育て真っ最中の親まで、約150名の方にご参加いただきました。
この日のためにカナダから来日したTim Paquette氏(カナダ連邦政府父親支援プロジェクト責任者)とMike Hicks氏(ソーシャルマーケッター)の口から語られる、カナダでの父親支援への取組みは日本のずっと先行くもの。国を挙げて支援している父親の子育ては「楽しさ」「かっこよさ」を想起させます。妻のサポートではなく、子どもの成長には欠かすことのできない父親の存在。今でこそ「お父さんの出番!」を再確認したシンポジウムでした。 |
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| 会場の様子 |
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| 男性保育士による遊びプログラム |
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カプラワークショップ |
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シンポジウムの間おこなわれた子どもプログラムでは、
3〜10歳までの15人の子どもが保育士や大学生と過ごしました。 |
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シンポジウムでは、Tim Paquette氏とMike Hicks氏に会場から多くの質問が寄せられました。
シンポジウム終了後、質問事項をカテゴリー別にまとめたものを、両氏に会場からの質問として提出し、
回答を求めました。その内容を、ここに掲載いたします。
※【T】=Tim Paquette氏 【M】=Mike Hicks氏 からの回答。
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| My Daddy Matters Because…プロジェクト推進後の変化や効果について |
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| 1. |
父親に対するイメージはどのように変化しましたか。 |
【T】 |
父親に対する不適切な固定観念が社会的に変化し、父親もまた、子育てに関して有能で信頼できるという認識が広まりました。それは、父親というのは、母親とは必ずしも同じものではないということ、また、それでいいんだということも指摘しています。大切なことは子どもにとって心身ともに健康であることなのです。 |
【M】 |
現在、より多くの男性が、「父であること」が重要で面白いということに気づいています。父親のためのプログラムも豊富に用意されています。 |
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| 2. |
カナダの父親は元々子育てに関わりたいという気持ちがあったのですか、それともキャンペーンで気持ちが変化したのでしょうか。 |
【T】 |
父親は常に子育てに関わってきたのですが、父親の子育て参加への社会的メッセージが、国家レベルでは不足していました。 |
【M】 |
この20年間、男性は子育ての価値を学んできたが、私たちはソーシャルマーケティングを通して、このことを伝え続けていかねばならないと思っています。 |
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| 3. |
出生率は上がりましたか。 |
【T】 |
まだはっきりとはしませんが、このプロジェクトツールは、父親の子育て参加をうながすことは確かです。両親が子育てを分担することで、家族のストレスが減少し、赤ちゃんが生まれる可能性も高まります。 |
【M】 |
このプロジェクトができてまだ3年なので、結論を出すにはまだ早すぎます。 |
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| My Daddy Matters Because…の具体的内容について |
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| 4. |
なぜこのプロジェクトに二人が関わるようになったのですか。 |
【T】 |
マイクは若くして父親になり、父親の子育て参加へのプロモーションに非常に熱心な取り組みをしてきました。私は、若い父親と関わっているうちに、プログラムのレベルではなく、社会的・地域的レベルのプロジェクトで父親の子育て参加に取り組んでいく必要があることを感じました。 |
【M】 |
ティムは長年、専門家として男性の問題を見続けてきたが、それに対する取組みがなされていなかった状況を打破するために10年間尽力してきました。私は家庭内暴力、いじめ、その他の家族の問題にソーシャルマーケティングの分野で20年間かかわってきたためです。
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| 5. |
父親支援をするタイミングは、結婚時・妊娠時・出産時のいずれがベストですか。 |
【T】 |
「父親」になることは分かっていても、まだ父親になる準備の整っていない時期の、出生前が重要なタイミングです。出生後初期の段階(産後18ヶ月)も重要です。 |
【M】 |
妊娠時であれば、男性に関心を持たせることで、出産への準備をする妻を積極的に赤ちゃんが生まれるのを期待しながら支えることができます。結婚時であれば、一緒に家族計画をすることで、子育てにどの程度関われるのかを話し合うことができます。 |
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| 6. |
「家庭での役割を担っている父親は、労働者として生産性が高い」ということは、具体的にはどのようなデータで示されたのでしょうか。 |
【T】 |
ケリー・デーリー博士とサラ・アラン博士共著「Summary of the Research Evidence」、リンダ博士とグレッグ・ヒギンズ博士共著「Recent Health Canada Report family work balance 」の2つの調査結果に見ることができます。 |
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| 7. |
テレビ、ラジオ、印刷物を通じてのキャンペーンのほかに、職場でのファミリーフレンドリーポリシーの推進活動についてお聞かせください。
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【T】 |
ファミリーフレンドリーポリシーは、この15年でカナダ社会に広まってきています。今日、ほとんどの企業は、男性の出産・育児休暇を認めています。男性が家族との時間を確保するのに早い時間に退社しても、不誠実だとは思われません。 |
【M】 |
(1)父親のためのワークショップ開催のため、ランチタイムにあわせて父親のいる職場へと足を運んでいます。(2)企業の健康フェアで、信頼性のある「父親の育児参加」のプロモーションやワークショップを行っています。 |
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| 8. |
「父親の育児参加は大切だ」という見解をどのように理解すればいいのでしょうか。 |
【T】 |
組織の方針を定める際、父親の立場からの意見を取り入れて、どのようにすれば父親にとって優しい企業になれるのか、もっと幅広い議論をして組織作りをしてみるとよいと思います。 |
【M】 |
(1) 男性というのは子どもの人生にとって重要な教師である。(2)妻と協力して子育てする男性は、妻を幸せにして負担を軽減させる。(3)子どもと共に過ごす時間は楽しい! |
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| 9. |
挑戦と課題(門番としての母)とありますが、「ツールキット」がこれらの「挑戦と課題」をどのように解決することができるのでしょうか。 |
【T】 |
ツールキットの中で女性ファシリテーターに示しているヒントとして、父親の役割は母親を助けることでも高められるとあります。Involved Fathersというガイドブックは、今日の父親が抱えている、こういった問題を広範囲にカバーしています。 |
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| 10. |
このプロジェクトに学校教育は関わっているのでしょうか。 |
【T】 |
もちろん「はい」です。特に父親が子どもを迎えにいく機会の多い保育園では特にそうです。幼い子どもの教育者は、父親に対して敏感である必要があります。学校に関しては、男性教師にとって小学校や保育園が魅力的なものになるよう、もっと積極的な努力をする必要があります。 |
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| 11. |
日本の父親には、子育てに対する意識の低い人が多く、参加を呼びかけても難しく、地域社会に交わるのも嫌がり、母親からは「うちの夫は無理よ」とあきらめの声も聞こえます。また、「子育てがたいへん」という妻に「同じ収入を得られるのならボクが子育てするよ」いう夫もいます。このような父親の意識を変えるには、どのようなことをするのが効果的でしょうか。また、こういう日本の状況をどう感じますか。 |
【T】 |
「パパ、寂しいから一緒にいて!!」と子どもの声を通して訴えるなど、いろいろな方法があると思います。 |
【M】 |
こういう男性は、結婚と家族というものが、譲り合いから成り立ち、それぞれの役割が絶対的なものではない、ということを認めていないのです。男性は、子どもがティーンエイジャーになったときに自分の親を嫌うようになる理由のひとつに、幼年時代、積極的に父子関係を結ぶ十分な時間を費やさなかったことにある、ということを知るべきでしょう。 |
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| 12. |
景気が悪く、若い父親はますます長時間労働を強いられます。こういう日本の状況を大きく変えるにはどうすればいいと思いますか。また、カナダの父親の労働環境は日本と比べてどうですか。 |
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【M】 |
日本での出生がこれ以上増えなければ、経済はこの20年で悪化することを認識することが大切です。また、ある調査では、家族と共にリラックスする(ワークライフバランス)時間を多くとる労働者のほうが、いい仕事をするという結果が出ています。カナダでは、自宅でパソコンを使って仕事をしながら、同時に子育てに関わっている男性が大勢います。社会を変えるには時間がかかります。カナダでは、父親の育児参加を確立するのに20年かかりました。 |
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| 13. |
父親と父親を結ぶ子育て支援活動(ネットワーク)はありますか。 |
【T】 |
地域でさまざまなネットワークがスタートしています。たとえば、Father Involvement Initiative Ontario Network、FIN-BC、Prairie Network
and our national project father networkなどがそうです。 |
【M】 |
ネットワークはありませんが、現在カナダでは、本プロジェクトの一端として、地域で父親グループが作られています。スポーツを通じたネットワークは、非公式ネットワークとしては重要な役割を果たしています。ある父親がコーチで、そのチームに所属する子の父親とのネットワークが生まれるという例もあります。 |
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| 13. |
男性保育士の父親支援における役割は何ですか。 |
【T】 |
女性スタッフと同じ役割ですが、子育て支援センターでは父親にとって、より身近な存在になり得ます。システム的に男性スタッフがサポートされていなければ、そんなに多くのことはできないでしょうが。 |
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| 14. |
カナダには子育ての問題点:虐待、ニート、不登校、ひきこもり、非行、凶悪少年犯罪などはあるのでしょうか。 |
【T】 |
あります。父親のいない子どもはティーンエイジャーになって、不登校、非行、犯罪、ドラッグやアルコール中毒になるケースが非常に多いです。 |
【M】 |
はい。都会でこういう子どもたちがよく見られます。そして、たいていは、両親の離婚などで、父親がいない家庭の子どもたちに、そのような傾向があります。 |
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| 15. |
保育園で父親対象のイベントをしたのですが、父親のいない子どもに対してどう配慮したらいいでしょうか。 |
【T】 |
血のつながった父親だけが「父親」の役割を果たせるわけではありません。親類の伯父さん(叔父さん)、近所のおじさんなど、子どもにとって身近な男性と一緒に参加させればよいと思います。 |
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| 16. |
子ども(5歳)が突然死した父親に、これからどう父親として生きていけばいいのか、アドバイスするとなると、どんなことでしょうか。 |
| 【T】 |
専門家のケアが必要になります。大きなショックを克服するための専門的な方法がありますので、まずは受診することを薦めてみてはいかがでしょうか。 |
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